個人の方へ

HIV郵送検査キット 使用体験

個人の方に、HIV郵送検査キットを体験してもらいました。
検査を迷っている方も、ぜひお気軽にご覧ください。

よくあるご質問

HIVは遠くにありて思うもの?

HIVとエイズはどう違うのですか?

「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」は感染者の血液、精液、膣液に多く含まれ、主な感染ルートは性行為、注射器の共用、母親の胎内など限られています。ただし、日本でも毎年1,000人程度の新規感染者、400人程度の「後天性免疫不全症候群(AIDS、エイズ)」患者が報告されています。エイズは、HIV感染によって免疫の司令塔の役割をもつ細胞(CD4陽性リンパ球)の数が一定レベルまで減少し、免疫力が低下してカンジタ症、ニューモシスチス肺炎など23の指定感染症に罹患した状態を指します。日本ではエイズ発症でHIV感染がわかる人が約3割を占めています。

HIVに感染しても、仕事を続けることはできますか?

できます。抗HIV薬の服用による治療が基本で、HIV陽性者を対象とした調査によると、8割以上の人が2〜3ヶ月に1回の通院で、9割以上が1日1回の服薬をしています。治療を継続することにより、多くの人が体調を保ちながら就労を継続しています。

エイズになったら恋愛もできなくなりますか?

死んでしまう病気というイメージがありますが、それは違います。現在標準的に行われている抗レトロウイルス療法(ART)は、強力にHIVの増殖を抑え、免疫力を高めることができます。病気のことを正しく知って治療をすれば、誰かにHIVをうつしてしまうこともありません。恋愛だけでなく、子どもをもうけて育てることもできます。

HIVの治療費は高いと聞きましたが、実際のところどうなのでしょうか?

健康保険が使えます。また、医療費の助成制度があるので、少ない自己負担で最先端の治療を受けることができます。医療機関やNGOなどの支援もありますので、治療しながら、HIVに感染する前と同じ生活を送ることも可能になりました。

治療法の開発状況はどうなっていますか?、治るようになるのですか?

現在のところ、完全に体内からウイルスを追い出すことはできず、治癒はできません。残念ながら、感染を予防するワクチンも開発されていません。ただし、毎年新しい薬が発売され、治療についてはより良い選択肢が増えています。


郵送HIV検査は手軽にできる健康確認

感染リスクのあることはしていないつもりですが、それでも受けた方がいいですか?

検査を受けようと考え向き合うこと自体が、健康な生活のための知識を得ること、健康チェックの機会となります。それは、あなただけでなく、あなたに関係する人たちの健康を守ることでもあります。血圧などをチェックするのと同じ感覚で、定期的な検査で陰性を確認する、健康指標の1つとしてお考えください。

検査はどれくらい信用できるのですか?

本スクリーニング検査は信頼のおける検査会社に委託しています。十分な血液がろ紙に染みこんでいれば、精度は病院で検査をするのと同等です。

郵送によるHIVキットはどこの会社のものですか?

郵送検査キットを提供している会社には、さまざまな企業があります。その中でも私たちが選択したのは、信頼できる企業です。

今回の検査キットは何がわかる検査ですか?

ここで提供する検査はスクリーニング検査です。あくまで感染している「可能性がある」かどうかを調べるものです。まれに、感染していなくても、スクリーニング陽性という結果が出ることもあります。したがって、このスクリーニング検査で陽性の可能性が示唆された場合は、本当に感染しているかどうか確認する検査を病院や保健所で受ける必要があります。


実際に検査を受けてみましょう

個人のスマホなどの端末からの申し込みは可能ですか?

会社所有の端末からアクセスすることに不安を感じる場合は、スマホなど個人所有の端末からの申し込みをお勧めします。そうすれば、会社のサーバーに記録が残ることはありません。

検査キットを取り寄せたことや検査を受けたことが、会社にバレることはないですか?

会社は、社員の健康管理のために検査機会を提供するだけです。会社が関わるのは、郵送検査キットの会社のサイトにアクセスするためのQRコードをお知らせするところまで。そこからの申し込みはご自身の判断で行ないます。会社が全員にキットを配る場合もありますが、これは誰が検査を受けたかわからないようにするための配慮です。検査を受けるかどうかは、やはりご自身の判断になります。

検査キットが家に届いたら、家族にその事実を知られませんか?

検査キットの送付先として、自宅以外も含めた住所をあなた自身で指定することができます。郵便局留めを選択することも可能です。宛名シールには検査を受ける方の郵便番号、ご住所、お名前のみを記載し、「親展」をつけていない角2変形サイズ(横192mm×縦330mm)の白い封筒でお届けします。一般的な郵便物に見えるスタイルです。


検査結果はWEBで確認

ほかの人に結果を見られることはありませんか?

あなただけのID/PWにより、WEB上で本人のみが結果を確認できます。郵送通知などによって家族等に知られることもありません。

結果は会社に伝わらないのですか?

会社は社員が申し込んだかどうかだけでなく、検査の結果についても一切知ることはできません。


陰性でも陽性でも相談できる

心配、不安になったとき、相談できる場所はありますか?

NPO法人ぷれいす東京が提供している、電話やメールでの不安相談を利用することが可能です。どの病院を受診すればよいのか、お金はどれくらいかかるのか、といったことを相談できます。また、HIVではなく梅毒で陽性という結果が出た場合でも、受診可能な病院を一緒に探すお手伝いをします。検査前の不安についてもお気軽にご相談ください。
なお、郵送検査キットの会社が提供している相談サービスもご利用いただけます。

相談できます

HIV検査を初めて受けるときには緊張する人も多くいます。
電話相談を通して、ご自分の不安や疑問を話してみませんか?以下のリンクから、お気軽にご活用ください。

もし、陽性の確認の可能性があるという結果が出たときには、ご連絡いただければ、経験豊富なぷれいす東京の相談員がその後の確認検査、治療機関へのアクセスなどをサポートします。

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